子柚木。
可愛すぎて死ねる。
鼻血出すかと！
殺す気かと！

否、この頃はまだピュアだったため、そんな邪な考えは微塵も有りはしない。

君のその純粋なる笑顔にハァハァしてしまった私を許してたもれ。

…このとき私は人知れず、こんな子柚木を日々苛め抜き、あそこまで鍛え上げたお祖母さまに畏敬の拍手を送った。
ビバお祖母さまである。
柚木梓馬の人生の敵であるお祖母さまは、私たち柚木教にとっては当然忌むべき宿敵である。が、しかし、よく考えてみよう、我らが柚木梓馬がここまでのキャラを確率する18年間に、お祖母さまの尽力があったことは明らかなのだ。
ゲーム内の、彼の葛藤とか、そういったドラマ。しないで済む苦労はしないほうがいいとは言うが、それでは、我々は彼のことをここまで愛せなかったかもしてない。
宿敵であるとはいえ、彼女の存在は我々の萌えのためには欠かせない。腐女子を代表してここに感謝を述べよう。

「お祖母さま、柚木をここまでにしてくれてありがとう！」

子柚木…愛くるしい笑顔を見ることはもうないのだろう…多くは語らない、ただ、君は、天使だった…！

「タッパーに入れて持って帰っていいですか？」